PRINCIPLES
基本的な考え方
米川制作はお客様とのコミュニケーションが大切だと考えています。
お客様から最初に相談を受ける際には、じっくりと話を聞き尽くします。そしてこちらからも多くのことを尋ねます。「求められているものはなにか」、「必要なものはなにか」、まずそれを知ることから始めます。あまりにあれこれ質問するので、お客様の中には、面倒に思う方もいらっしゃいますが、それでもお付き合いいただいています。なぜなら、お客様の要望を、より深く掘り下げ、整理することによってこそ、はじめて見えてくるものが多いからです。
一通りお話をうかがい、お役立ていただけるという合意に至ったうえで、お仕事を進めていくようにしています。反対に、その段階になって、当方が提供するサービスでは、お客様の要求に答えられない、問題は解決しない、という結論になることもあります。そのときは、申し訳ありませんが、ご依頼はお断りします。
このようにお客様とのコミュニケーションを重視するのは、最適な提案をするための情報をできるだけ多く得たいという目的からですが、もう一つ別の理由があります。それは、信頼関係を築きたいと考えているからです。価格、スピード、品質、いずれも大事です。しかしそのいずれもお互いの信頼関係があって成り立つものだと考えています。
米川制作が提供するサービスは、いずれも「伝える」ということに行き着きます。「伝える」ということに形を与える。それが米川制作の仕事であると考えます。
そのために、次のことを心がけています。
きちんと伝える
きちんと伝えるとは、受け取り手、つまり顧客やエンドユーザーに、まず気付いていもらい、理解してもらえるように過不足なく伝えるということです。そしてそれは、顧客の声や売り上げとして現れた時に、はじめて成否が判断されます。つまりきちんと伝えるということは、結果を出すということでもあります。
丁寧に伝える
案件の大小、納期の長短にかかわらず、つねに丁寧な仕事を心がけています。ただし、丁寧とは、時間をかけることとイコールではありません。迅速な対応も品質のうちの欠かせない要件だと考えています。
心動くものを伝える
顧客やエンドユーザーにきちんと伝わり、利益を出すということが第一の目的です。「デザイン」とは、本来、ある成果を得るための設計という意味ですから、デザインの本義からしてこれは当然のことです。しかし、心を動かす要素をそこに加えることも不可欠です。むしろ、デザインという言葉の理解としてポピュラーなのはこの部分の方でしょう。お客様が伝えたい商品や情報の、印象や価値感、あるいはこれらに対する顧客のロイヤリティーを高めるうえで、これは大変有効なことです。ただ、ここは好みにかかわることでもあるため、正直申し上げて、100%の解答にならない場合もありますが、最大限お客様の要望を汲み、案件に最適な、心動かすデザインを提案します。お客様にとっても、その先のエンドユーザーにとってもそのようなものになるよう努めていきます。